フードコーディネーター河原有里の「カレーなるワインの冒険」 | Wine365

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13. May 2017

フードコーディネーター河原有里の「カレーなるワインの冒険」

 

カレーとワイン?
よく聞き返されます。カレーにワインってあうの?
はい、あいます、ワインもすすみます。

 

 それは、カレーは、「煮込み」だから。たいへんざっくりな説明ですが、ワインに合う煮込みを作ろう、そんな感じで私はカレーを作っています。
カレーもワインも、さまざまなタイプがあります。
飲みごこちのよい、優しい味わいのワインには優しい味のカレー、しっかりとして、濃い味わいのワインには、ボリュームがあってしっかりした味のカレーがおすすめです。
ワインの香りからスパイスの香りを見つけ出して、合わせてみるのも楽しい。組み合わせはもう、無限にあります。
ごはんと一緒に一皿完結するのもいいし、パンやじゃがいもと合わせると「つまみ度数」があがります。
煮込み始めたら早速ワインをあけて、飲みながら仕上げてみたり。
(手元と火にはご注意を)

 

現在、毎週違うカレーをお店で作っているのですが、食材をヒントに、ゲームのように料理を考えることは昔から好きでした。だんだん、こんな料理を作ろう!から、あのワインが飲みたいからこの料理を作ろう、という機会が多くなってきたような気がします。

スーパーや市場にほぼ毎日通っている私ですが、まぁ、限定ものにとても弱い。季節限定、数量限定、期間限定・・・旬のものは季節限定ですよね。夏にむかって青みを増していく葉物たち、色が濃くなっていく果菜たちを観察していると、あっという間に時間が経ってしまいます。時期によって味が違うから今食べておかなくちゃ!いや、そんなに色々買ってどーするの、のひとり突っ込みの繰り返し。
ちょっとそこのスーパーまで、と出ていくと帰ってこない…
いろいろな誘惑を振り切って選んだ中から、さやつきグリーンピースとワイルドルッコラでカレーを作りました。
もちろん、あわせるワインを考えながら。

 

グリーンピースとルッコラのカレー
材料(だいたい3~4人前)

グリーンピース 120g
ルッコラ 200g
玉ねぎ 1個
鶏もも挽き肉 200g
鶏だし 400ml
サラダ油 大さじ3
カレー粉 大さじ3
クミンパウダー 小さじ2
ナツメグパウダー 小さじ2/3
クローブパウダー 少々
塩 適量
ご飯 適量

 

作り方
1  グリーンピースはさやから出す。玉ねぎは薄切りにする。
2 ルッコラをゆで、フードプロセッサーなどでペースト状にする。
3 鍋にサラダ油大さじ1と玉ねぎ、塩ひとつまみを入れ、しんなりするまで炒め、鍋から取り出しておく。
4 同じ鍋にサラダ油大さじ2とカレー粉、クミンパウダー、ナツメグパウダー、クローブパウダーを入れ、焦がさないようにごく弱火でふつふつするまで加熱する。
5 鶏挽き肉と3の玉ねぎを加え、肉の色が変わるまでしっかり炒める。鶏だしを加え、一度沸騰させたら弱火にして10分程度煮込む。
6 グリーンピースと2のルッコラを加え、さらに10分煮込み、塩で味を調える。器にご飯とともに盛る。

 

このカレーにおすすめのワインは、4月のセットワインの中から、サン・ブリ ドメーヌ・ピエール・ルイ&ジャン・フランソワ・ベルサンです。

爽やかで、清涼感のあるきれいな香りがルッコラやグリーンピースの青々しさにあいます。
優しい飲み心地、すっきりとした味わいのワインですが、フルーティな飲み口がスパイスの辛味をうけとめてくれます。スーッと体に入っていくワインです。
まずはしっかり冷やして一杯。すこし温度があがってきたところでこのカレーと合わせるとまた違う味わいに。

河原有里

フードコーディネーター

総合商社食品部勤務時代に様々な食品原料輸入や加工食品開発を担当、国内で、現地で、いろいろと思いっ切り飲んで食べる。イタリアの料理学校で郷土料理に目覚める。現在はワインや食まわりのコーディネート、企業や店舗、広告等のレシピ・商品開発などで活動中。根津の焼き鳥ワインバー「76vin」で毎週水曜日にカレーを担当。何をつまみにどんなワインを飲むかいつも考えています!

好きなワイン:じんわり、しみじみするオレンジワイン。泡も大好きです。
好きなつまみ:カレー、ギアラの煮込み、生いちじくのオリーブオイルかけ、さらっと読める本

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