New Open BOLT au crieur de vin(ボルト オ クリヨー ドゥ ヴァン)<神楽坂> | Wine365

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19. July 2017

New Open BOLT au crieur de vin(ボルト オ クリヨー ドゥ ヴァン)<神楽坂>

 

ビストロ、ワインバーのひしめく街、神楽坂。この街にまた凄いビストロがオープンしました。カウンターだけの小さな店ですが、そこから繰り出される魅力的な料理の数々に目が釘付け、胃袋はがっちりと掴まれてしまいます。料理はフレンチと和が中心、お酒はワイン、焼酎、日本酒、サワーとなんでもござれ。ですが、おいしいものをなんでも盛り込んだ。という言葉で片付けられる店ではありません。それで想像するような生半可な店でないのです。

 

 

まずは「ごぼうとロニョン・ド・ヴォーの温きんぴら」(¥1,500)。臭みなど全く感じられない、はち切れそうな内臓肉とカベルネフランでたいたごぼうをシェリーヴィネガーの風味で仕上げたパンチのある一品。フランスから届いたばかりのぷりっぷりのロニョンをさばく仲田シェフに「なぜきんぴらに?」とたずねてみると「この食感、こんにゃくみたいでしょ?」と明るく応えられ、脱帽してしまいます。「サマートリュフのチーズトースト」(¥1,500)は期待を裏切らないトリュフの乗せっぷり。「サマートリュフはね。花カツオみたいなもんですよ」とこれまた言い切ってくれます。「ちりめん山椒のオムレツ」(¥900)にはぴゅーっとマヨネーズが絞り出して添えられ、あっけに取られていると「卵に卵ですからね。それは合いますよ」そうか、ウッフマヨネーズと同じ発想なのか‥。そして、締めにいただいた「フレッシュポルチーニチャーハン」(¥2,200)は、ゴロゴロと入っているポルチーニの量と大きさにもびっくりしますが、それ以上に驚くのは米をブイヨンで炊いて、ピラフにしてからチャーハンに仕上げていること。ああ。「スープ ド ポワソンカレー」(¥1,000)も食べたかった‥。

 

 

一見、斬新なメニューの数々のベースには、クラシックなものが見え隠れしています。それもそのはず。仲田高広シェフはあの「エスプリ ミタニ ア ゲタリー」三谷青吾シェフ、「マルディグラ」和知徹シェフのもとで研鑽をつみ、渡仏。ブルゴーニュで働き、tete de veau協会から最優秀賞を授与。その後はオーストラリアでさらに料理人として経験を積みます。将来はどんなフレンチ、肉料理を食べさせてくれる店を開いてくれるのかと、彼を知る誰もが期待をしていましたが、帰国すると本人は「居酒屋をやりたいんですよね」と赤坂の名店「まるしげ夢葉家」へ。フレンチ好きとしては、フレンチから離れてしまったのかと淋しい思いをしていましたが、それから数年を経て、今年7月12日、いよいよ、BOLTのオープンを迎えました。そう、彼の料理は彼の人生そのもの。そして、ようやく時代が仲田シェフに追いついたのでしょう。

店名の「ボルト」は、溝と溝が絡まりぴったりとはまるように、そして緩んだ時には、誰かがそれを締めればいい。との思いからつけられた名前。「オ クリヨー ドゥ ヴァン」はブルゴーニュで働いていたビストロの名前からつけられたそうです。店を出て、まんまと溝にはまってしまった自分に気がつきました。

 

BOLT au crieur de vin

住所:新宿区箪笥町27神楽坂佐藤ビル1F

電話:03-5579-8740

定休日:月曜

営業時間: 17:00〜24:00

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